暮らしやすさを追求した古民家リノベが完成2019.9.15 家の横に農業用の水路が流れているため、家の中の湿気がすごくキッチンの換気扇は一日中つけっぱなし。日当たりも悪く壁にはカビが生え、家族全員が咳に悩まされていました。そこで住居スペースである離れの改修リフォームを決意!みんなが安心して使えるお家になりました。 BEFORE 居間やお風呂など土間から約38センチの段差がありました…。 湿気が多く壁にはカビが発生していました…。 既存のお風呂は昔ながらのタイル貼で暗く寒い…。 AFTER 土間で足元が寒かったL字キッチンはPanasonicのラクシーナを新設。対面式ながら手元が見えないように、壁を立ち上げてキッチンカウンターに。カウンター類は全て防水クリア塗装で保護。キッチン作業スペースは、ご希望に合わせて背面から100センチ確保。親子2人でキッチンに立っても広々使うことができます。 選んでいただいたモザイク調のキッチンパネルと、新作の床クッションフロアは奥様こだわりの空間になりました。キッチンスペースのみクッションフロアを貼り分け。無垢なゆえに汚れや傷がつきやすい杉板なので、どうしても汚れやすい場所は、あえて分けて貼ることでLDKとキッチンとの境界線となり、メリハリが出ました。 床板は万が一転んでも、安全な柔らかい無垢の杉板を採用。温かみのある赤みと節は、経年が経つほど焼けて味が出てきます。これから新しい空間で、生活していくご家族と一緒に、この杉板も歳を重ねていきます。 玄関はお客様入口用と家族入口用に分け、靴箱で仕切ることで収納のムダをなくしました。玄関の階段式台は、子供からお年寄りまで登りやすいよう通常より低めに設置。 既存の玄関壁や天井にも違和感なく溶け込み、大きい下駄箱でも威圧感のない自然な仕上がりになりました。 浴室と脱衣場、家事室は日がよく当たり、風通しの良い玄関側に新設。人目が気にならないよう窓の高さは少し高めに設定。さらに家事導線を一箇所に集めることができました。 洗面室は将来を見据えて広めの空間に。洗面台はオーダーメイドでご希望の高さと奥行きに。ミラーキャビネットのみを単品で取り付けました。水栓は奥様のご希望でカクダイのレトロ水栓を取付。カウンター下にはアイアン風のタオル掛けも。 トイレもゆったりしたスペースにし、お掃除簡単なタンクレスを選定していただきました。 古くなり鍵のかかりも悪かった大きい4枚建ての窓は、大きさをあまり変えずに入れ替え。そのまま陽の光を取り入れることが出来ました。西日がきつく当たる為、Low-Eガラスの遮熱グリーンタイプを採用しました。