伊賀市印代町のM様。
先々月のイベントの時、偶然お会いした方です。
とても木工のお好きな方です。
かなりこだわりをお持ちです。
ベンチの上に借り組みされているのが、
M様のケヤキで造られたTVボードです。
すべてのパーツが出来上がり、
後は組み立てるだけと言うところまで来ております。
組みあがりがとても楽しみです。
木工に関しては、かなりのベテランでいらっしゃいます。
内に秘めたる情熱は、かなりのものであると察してます。
私も一緒に勉強させていただきたいです。
Mさまは今後、この工房で週に1回程度お越しになり、
このTVボードを完成される予定です。
今後ともよろしくお願いいたします。
炭焼き体験、延期のお知らせ
こちら側の都合により、
予定を空けていただいた皆様には、
大変ご迷惑をお掛けしましたことを
お詫び申し上げます。
今回、突然のことでしたが実は
炭焼き職人の方のご家族が体調を崩され
たのです。
それを受け、今回のイベントは
自粛させていただきました。
なにとぞご理解いただきたいと思います。
尚、このイベントは延期となりますので
日時など決まり次第、このブログにアップ
したいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
山のめぐみ舎の工房へお越しくださりありがとうございます。
木工大好きな方々に
ぞくぞくと工房に
来ていただいてます。
大変うれしく思っております。
私はこの工房が、広く皆様に活用され
造ることへの喜び、快感を一人でも多くの
方に体感していただけたなら、
こんなにうれしいことはないのです。
伊賀市印代町のM様
同じく阿山のM様
名張市桔梗が丘のF様
津市芸濃町のO様、・・・・
皆さんに共通しているのが、
木に触れることが好き。
木工でご自分の思いどうりに
造り上げる快感を知っている。
ということではないでしょうか。
木という素材は、工作の材料として
もっとも人に馴染みやすい素材なのかも
知れないですね。
手触りや匂い、有機的な模様。
加工のし易さ。
そんなことが相まって、
親しみやすさに
繋がっているのでしょうか。
☆工房へ是非、遊びに来てください!地図です☆
お電話くだされば、幸いです。
090-8567-7044(神保、じんぼ)まで
木の小品できた
これはさんまの押し寿司に使う型です。
伊勢の干物屋さんからご注文いただきました。
今まではさば用の型を兼用されていたそうですが、
細身のさんまには幅が広すぎる。
5ミリ幅の狭いものを、・・・。
とおっしゃるこだわりを
カタチにしてみました。
つづいて骨董品収集が
ご趣味の方より
ご注文いただきました。
ぐいのみの化粧箱2種です。
これらはお客様が自ら材料を
お持ちになり
「これで仕立ててくれないか」
と言われました。
古い民家で使われた材料だそうです。
長押(なげし)に使われていた
目の細かい素性のよい杉です。
100年以上もつように
釘を使わず
木組みのみで
仕上げてます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「こんな木の箱ほしかったんだよ」
「地元の木でこんな小物つくれないかな」
と言うお問い合わせを
多くの方からいただいております。
これをお読みになってくださる
あなたが一生使いたい
木の小品がありましたら
お教え下さい。
ここからどうぞ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
南下して行った、『木どころ熊野』
28日の月曜日。
木の家具、木造建築、
地域活性のPR方法のヒントを探しに
南三重(こういう言い方、聴いたことないけど)へ。
特に屈指の材木産地【熊野】
に的を絞って行ったのでした。
私が知りたかったのは、次のことでした。
・どう木材をPRされているのか?
・どんな木製品を開発、販売されているのか?
・お客様に木(林業)に対してどんな
アプローチをされているのか?
・そして訪れる人々に町(まち)をどう
売り込んでいるのだろうか?
・そこに住む人たちは、どんな活動を町のために
されているのだろうか?
・住まう人々は、町の未来にどんな夢を
抱いているのだろう?
・町の生活を楽しんでいるだろうか?
・私の住む伊賀市に持ち帰れるヒントは何だろう?
・真剣に考え実践している数人によって、
その町は変わっていくのだろうけど、
そういう人たちに出会えるだろうか?
海と山のはざ間のわずかな平地に熊野市はありました。
ここまでいくつのトンネルをくぐったのか。
南紀伊は東北の三陸に似た
海から山が突き出ているような
平地の少ない土地と言う印象でした。
その町で、ある古民家を訪ねました。
いい味出てますよね。
歴史がにじみ出ている、貴重なたたずまいです。
良くこんな土が露出した状態で崩れもせず立っているな・・・。
と言うところでした。
熊野一、美人な彼女にお話を聞きました。
エコツーリズムを
訪れる人たちに提供されているのです。
エコツーリズムって?
耳にしたことはあるけれど
どんなことを具体的にすることができるの?
一言で言うと、熊野の自然に触れ、
歴史に出会える旅を
コーディネイトされています。
観光のために新たな何か、
たとえば建造物を作り出すのではなく、
その土地のありのままの自然、
受け継がれてきた文化を観ていただく。
そして、自分たちの地域に帰って、改めて眺めたとき
今まで気づかなかったいいところを
再発見できるのかもしれないですね。
埋もれた「町の誇り」を発掘して
わかりやすくお客様に提示する。
それだけで、数十倍、魅力的な
町に変わってしまうなんて。
いいですよね。
響きがいい。
素直な発想ですね。
町の生き字引のような人たちが
ツアーガイドをしてくださるそうです。
こんどお願いします。
また行ってみたい、と思わせる配慮が
いろんなところに見え隠れしているのです。
パンフレットにある強いコンセプトであったり
この歴史ある建物であったり
おもてなしの気持ちであったり
とても自然に感情が引き込まれてゆく
ようで心地よいのです。
人の魅力とは、すばらしい力を
秘めているのです。
この町が一気に好きになりました。
おそらくこのチームが、この町を新しいみらいへ
引っ張っていくのでしょう。
とても勉強になりました。
また、伺います。
私も伊賀でそんなことができたら
どんなに面白い町になるのだろうか
と想像を膨らませております。
目の前の山の木で住まい造りができない訳とは?
木材に関するタイムリーな情報を発信されてます。
原木の持ち主である山主さんからお客様の
家造りのお手伝いをする、私たち大工さん
木に関する商売をされている多くの方々
に愛読されている新聞なのです。
6月15日号の記事から
気になったことを書いてみます。
「今、木材を原料として扱うあらゆる産業に対して
地元の木(地域材)をなるべく使おうじゃないか、
と言う動きがここにきて、活発化している。
国も10年後の国産材自給率を
50パーセントに引き上げる目標
を打ち出している。
学校などの公共建築物の
木材利用の努力義務化
などの法案が国会で可決された。」
と記事は伝えていました。
さて
2010年現在の材木自給率は
2割くらいです。
たとえば、家の柱が100本あるとすると
ニッポン育ちの木は
現状・・・20本
10年後・・・50本、目標
ということですね。
では食料のように、国内の生産量では
まかないきれないのでしょうか。
NOです。
柱などの木材の原料となる木
日本全国の山に生えてます。
使われるために50年近くも
手塩にかけて育てられた
杉やヒノキが出番を待っているのです。
豊富にあるけど、使われない、選ばれない。
その理由は
お客様の求めている商品を
売っていない。
この一言で言い切れてしまいます。
商売の基本中の基本が・・・・ね。
旬キャベツ
ブログのネタ
7月のタカラモノイチは・・・・
愛農学園の校長先生と面白いお話ししました
先日の食の祭典「マルシェ・ジャポン」でお会いした
日本で唯一の私立農業高校、
「愛農学園」の校長先生の奥さんから
お話したいことがあるの、ということで学校を訪問しました。
すみませんカメラ忘れたので、映像ありません。
学校は私の家から10分ほどのところにあります。
敷地に入った瞬間とってもゆるーい時間が
流れておりました。
とにかく、別世界と言う感じなのです。
なんでなのか、
農、蓄産を学ぶには植物や動物の気持ちにならねば
おそらく理解できないのでしょう。
全寮制で生徒数60名、
つまり一学年一クラスで20名位
という恵まれた環境です。
さらに驚くのは、先生が30名もおられるそうです。
生徒2人に先生一人と言うマンツーマンに限りなく近い体制
なのです。
こんなに近くに非常に頼もしい人材を育てている
学校があったなんて、と言う感じでした。
今後ともいろんな場面でかかわりを持ちたい皆様でした。
同じ方向を向いている方々と感じました。
寮生活を送る生徒たちは、自分たちの育てた
米、野菜や家畜を食べると言う昔は、
農村では当たり前だった
生活の営みを自然に体験しているのです。
そこがこの学校の素晴らしいところです。
そんな昔の農村のような時間の流れ方をしているのです・・学校自体が。
衣食住。
生活の基本です。
先生は、衣、食と同じように住=住まい
の重要性を語られてました。
人は、人生の60パーセントを自宅で過ごします。
自宅、住まい、
、
(持ち家、賃貸住宅、アパート、マンション、
賃貸マンション、ホテル住まい、公園、)p>
いろんな形態があります。
しかし
とにかく人生の6割をそこで過ごしているのだから、
もっと愛着のあるデザインにするとか、
オリジナリティを追求するとか
もっとアイデアを深め
トライ&テストすべきだと思います。
まして高額で購入された住まいならなおさらです。
業者任せにすべきでは、ありません。
本当の設計者はあなたです。
なぜなら、あなたの住まいですから。
あくまで主導権は住まうあなたにあります。
そのためには業者と対等に話せる知識が必須ですが。
話が、かなりそれましたが、
要は、セルフビルドの精神がとても大切
なのだといいたいのです。
おそらく昔の農村では
自分の家を建てるとき
村の大工さんに頼むけれど
材料は自分の山から調達し
手伝える仕事は、
自分たちも手伝っていた
と思います。
なぜって、自分の家だからです。
そういう感覚って今、ないけれど
失うべきでないと、思います。