こんばんは、「いつもやりたいことやって、いいですね」
と最近いわれる神保です。
さてきょうは、この間からのつづき。
ハイテーブル、ハイチェアーの制作に取りかかってます。
ハイテーブルの脚の仮組をしています。
ひっくり返してプロポーションを確認しましょう。結構なボリュームです。
かっこいいですね!自分で言うな。はっはっはっ。
ああ、杉の一枚板はやっぱりいいですよ。
存在感が、ぜんぜん違います。
世間でよく見かける家具と比べてみると。
完成したらまたアップします。
こうご期待です。
三重県伊賀市・名張市 制作ゲンバ中継
鳥肌が立ったバケモノ
こんばんは、きょうも訪れていただきありがとうございます。
山のめぐみ舎、神保 健一です。
今日も昼過ぎから降り始めましたが、みなさんのところではいかがだった
でしょうか?
こんこんと降り続けてます。
きょうは、テーブルの天板をカンナがけする段取りを始めました。
地元の杉です。よく目の詰まった個性豊かな子です。
と言いますか、実はかなりの問題児です。
カンナをかける時、上からでも下からでも、どっちから引いても
きれいに仕上がらない一筋縄ではいかない
へそ曲がりな子なのです。
何がへそ曲がりなのでしょう。
一筋縄ではいかないとは、どういう
ことなのでしょうか?
カンナがけとは、本来、
木の表面をきれいにツルツルしっとり肌に仕上げるためにするのです。
木の表面には、
指で注意深くなでると分かるのですが
ツルツルする方向と
ざらざらする方向があるのです。
もう少し分かりやすくたとえますと
犬や猫の毛は、頭からしっぽの方向の向けて
はえてますよね。だからその方向になでると、
ツルツルと気持ちいいのですが
逆になでると、毛羽だってしまいガサガサで何とも
調子悪いですよね。
これと木の表面もいっしょなのです。
しかしこの木は、同じ方向なのにツルツルが途中から
ガサガサに変わってしまうところが何か所かあるのです。
ガサガサの方向にカンナを引きますと、やはりガサガサに
なりやすいので、きれいに仕上げるためには注意が必要なのです。
さらにカンナを引いていきますと、でっ、出ました。
信じがたい位きれいな模様に。
それがこちらです。
吸い込まれそうな神秘的な模様なのです。カンナを引いてて思わず鳥肌が立ってしまいました。
これをご注文されたお客さんは、大当たりですね。
いや~、私がほしい位です。
思い出を家具にしてください
ご年配の女性からご注文頂いたときのお話。
「これ私の思い出の品なんだけど、これでテーブル作ってくれませんか?」
と自転車の荷台にくくりつけて持ってこられたのが、こちらです。
ケヤキの板です。きれいに縁取りされていました。
厚みは、15ミリほどでタテヨコが、60センチほどでした。
その方によると、昔ご商売をされていたころの入口の扉の一部だそうです。
赤い線で囲まれた部分だと思われます。
きっとその方にとって今日があるのも、
その扉を出入りした数えきれないお客さま
のおかげなのだというお気持ちがあるのではないのでしょうか。
今は引退したけれど、人生の証を形にして残しておきたいと・・・。
テーブルの天板にしては薄いので、ベースのテーブルをまず作ります。
テーブルの脚と天板の接合は、伝統的な大工の技法である
「ホゾ差し、くさび打ち」にします。
どうしてこの接合にするのですか、何か訳があるのですか
とときどき聞かれます。
それはもっとも簡単に最も確実な接合ができるからです。
拡大したところです。
思い出の板を貼り付けます。
板を削り直し、板のまわりに枠を付けてテーブルの完成です。
いかがでしたか、あなたの思い出も家具にして
残してみるのも一つのアイデアではないでしょうか。
「これはどうかな?」という疑問でも結構です。
お気軽にお問い合わせください。
お役に立てれば幸いです。
TVボード制作中
木の小品できた
これはさんまの押し寿司に使う型です。
伊勢の干物屋さんからご注文いただきました。
今まではさば用の型を兼用されていたそうですが、
細身のさんまには幅が広すぎる。
5ミリ幅の狭いものを、・・・。
とおっしゃるこだわりを
カタチにしてみました。
つづいて骨董品収集が
ご趣味の方より
ご注文いただきました。
ぐいのみの化粧箱2種です。
これらはお客様が自ら材料を
お持ちになり
「これで仕立ててくれないか」
と言われました。
古い民家で使われた材料だそうです。
長押(なげし)に使われていた
目の細かい素性のよい杉です。
100年以上もつように
釘を使わず
木組みのみで
仕上げてます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「こんな木の箱ほしかったんだよ」
「地元の木でこんな小物つくれないかな」
と言うお問い合わせを
多くの方からいただいております。
これをお読みになってくださる
あなたが一生使いたい
木の小品がありましたら
お教え下さい。
ここからどうぞ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
TOY BOX
小さなお子さんをお持ちの方へ
私も同じ境遇ですが・・・・・。
なるべくなら子供たちが触れるものは、
プラスチックなどの石油製品よりも
木製品などの自然素材で
できていた方がよいのでは、
とお思いのことでしょう。
選ばれないのでしょうか。
むしろ選べないのではないのでしょうか。
なんとなくイイと思うけど、
じゃあ、具体的にどんな良さ、メリットがあるのか
分からなければあえて選びませんよね。
お値段も少々高めですし。
私がすべきことは、皆さんに木製家具や
小物の制作、販売、住宅リフォームを通して
木の本来の良さを具体的にお伝えすること
なのかなと思います。
さて今回は地元、伊賀の旧青山町の杉でつくりました。
林業家、辻澤さんの山の木です。
お子さんに、木のやさしさを
体験させてあげませんか。
左:TOY BOX (W 44×D 32×H 24㎝) ¥6,500
右:積み木BOX (W 42×D 29×H 15㎝) ¥4,800
積み木を箱一杯詰めてお届けします
お問い合わせ、ご注文は
お気軽に、こちらから
3月27日、三重県名張市の夏見廃寺
にて
イベント 「国史跡指定20周年記念、古代の風&
(14:00~21:00、ライトアップ有り)
のなかで家具などの展示をします。
よろしければ是非お越しください。
お待ちしております!!!!
なのにどうして自然素材の製品が
箱物シリーズ!!
面白い!木目もよう
親ガメのう~え~に子ガメがの~おって~・・・
杉の一枚板ベンチを製作中!!
こんばんは、山のめぐみ舎の神保です。
よーく乾いた杉の板です。
かれこれ十年近く倉庫に眠っていたとか。
大きなヌケ節があります。
穴が開いててもゴミがたまるばかりなので
埋め木しましょう。
脚をつけてあげると
ベンチっぽくなりました。
ちょっと聞いてみたいのだけど、と言う方
どうぞ
までお気軽に!