お客さんから芽の出ているたまねぎとジャガイモをいただきました。
たまねぎはこうして容器に入れ、水に浸しておきます。
芽が出てきたらねぎの代わりに
お味噌汁などに入れたり,
ちょうほうなんだそうです。
むかしは3月くらいになるとねぎの収穫が終わるので
たまねぎの芽で代用していたそうです。
芽の出たじゃがは「あったかくなってきたら植えるとすぐ出来るで!」
と言われ頂いてきました。
早くあったかくならないかな。
伊賀市、名張市のリフォーム会社 山のめぐみ舎 スタッフブログ
伊賀市 名張市 のリフォームなら 山のめぐみ舎
by yama-megumi
by yama-megumi
「えつり」ワークショップに行ってきました。
久居のひとみね建築さんの現場におじゃまさせていただきました。
建築関係の方のみならず、環境意識の高い方や
今の住宅建築に怒鳴り散らしたいくらいの怒りを感じている方など
参加されているひとはさまざまでした。
小雪の舞い散るなかハナ水をすすりつつの作業となりました。
細割した竹を格子状にシュロ縄で編みこんでいきます。
土壁を造るときの下地になります。
今となっては三重県で現役の方が5人しかおられないという
「えつり職人」の中崎さんの指導のもと貴重な経験となりました。
お施主さんもいっしょにえつりの作業に参加されてます。
『共に造る』というこの経験こそ、お施主さんにとって愛して止まない
我が家となる強烈な出来事になるのではないでしょうか。
シュロ縄で編みこみますがなにせ、寒くて寒くて指先が
言うことをききません。
土壁の材料を現場で作っているところです。
泥に5センチくらいに切った藁をまぜ込みます。
このあとこの寒空のなか、何を思ったのか数人の人たちは
裸足で泥に入って作業しておりました。
楽しく過ごさせていただき、出会いも沢山させていただきました。
運営されていた方々ご苦労さまでした。
感謝いたします。
えつりってこのような細かい手作業なのです。
竹、シュロ、どろ、藁、すべて里山あたりにふつうにある
材料でまかなえる。
とってもプリミティブで本質的な作業なのだと感じました。
自然にある材料をつかって、こつこつと地味ですが、
手作業の積み重ねによって自らが住む家を職人たちと
協働で造る、背筋がゾクゾクするくらい
お施主さんにとってたのしい一日だったのではないでしょうか。
by yama-megumi
地球環境問題って、結局私たち人間が自分たちの利益だけを
追求して、わき目も振らず突っ走ってきた「結果」に
過ぎないのですね。悪い結果が出てきたということ。
この所、冬なのに雪がほとんど降らなくなったとか
夏、記録的な高温になったとか、ぜんぜん雨が降らないので
農作物が育たないとか。
かつて経験のない巨大な嵐に飲み込まれたり・・・。
ふと周りを見渡してみたら、何かがおかしい、今までと違うこと
が世界各地で起こっていると気付きだしてきました。
以前と違うことをやってきたのは誰かといえば、紛れもなく
私たち人間です。
変化が急激すぎた。
電球が発明されてわずか150年しか経っていないのです。
全てが許されると傲慢になった。
だけど地球にだって限界はあった。
自分の子供、孫、ひ孫、玄孫、その子供・・・・。
何事もなく、いえ大した危機もなく未来は永遠に続くのだろうと
おぼろげながら、私たちは思っています。
そう希望している、そう祈っている、といった方が
いいかもしれません。
祈っていても未来はよくなりません。
誰かがよくしてくれますか?いいえ、誰もがそう思っているので
誰もやりません。
新聞やテレビで世界で起こった天災などの悲惨な映像が流れていても、
その時は感情が揺さぶられるけれど、あくる朝には忘れているのが
現状ではないでしょうか?
行動する。
実践する。
それしかないのではないでしょうか。
一人ひとりが小さな行動をする。
私の行動は、この地産地消リフォームです。
地元の木を使ったリフォームをさせていただくことで、
地元のあなたの悩みごとを解消したり、幸せのためのお手伝いが
出来ればと思ってます。
それによってあなたは里山の活性化に貢献していることになります。
元気になった里山は温暖化ガスの削減を
さらに後押ししてくれるのです。
あなたはどのような実践をされているのでしょうか?
あるいは今後する予定でしょうか?
聞かせていただけたらうれしいです。
どのようなことでもかまいませんから、お気軽にどうぞ。
by yama-megumi
こんにちは、神保です。
チラシを見られた方、ページを開いていただいて
ありがとうございます。
地産地消リフォーム、その①が始まりました。
松阪のウッドピア21で加工された製品です。
原木は三重県産の杉とひのきで、三重の木認証材であります。
この認証材には原木の生産者、製材業者が明らかにされる証明書が
発行されるのみならず、品質も厳しい基準が設けられてますので
自信を持ってお勧めしたいフローリングです。
海外で加工された無垢の床板を何度か使ったことがありますが、
木の乾燥が十分でないうちに製品加工をしてしまったものが多く
見受けられました。
するとどんなことが起こってくるかと言いますと、
まず梱包を開いた時点で、割れが入ったり、ねじれや曲がりのひどい
不良品が2割くらいあった、ということもザラでした。
かなりのロスですね。
加工後の割れ、変形は直しようがありませんから。
左から「里山のひのき、杉フローリング」(幅120ミリ×厚み15ミリ)
圧密加工された杉フローリング(左)
この「圧密加工」とはどんなものでしょうか。そしてこれがなぜ
良いのか、お伝えしておきます。
高温で杉板の表面に圧力をかけます。すると硬さが増して、
杉の弱点であるやわらかすぎてすぐ傷だらけになってしまうことが
なくなります。約2倍の硬さになるそうです。
永く美しさを保つことが出来そうですね。
もうひとつ。圧縮した時に、色の濃い冬目(冬に育った硬いところ)
と夏目(夏によく成長したやわらかいところ)に凹凸ができます。
このデコボコが素足にとっても気持ちいいのです。
杉のいい香りに癒されながら毎日の生活を送ってみませんか。
塗料も木の呼吸を妨げず、住む人に優しい自然塗料(オスモ社)
を使用。床暖房にも対応しております。
ご家族が集うリビングやお子さんの部屋にいかがでしょうか?
きっと心の底からリフレッシュできるでしょう。
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今回は、気軽に無垢のフローリングの良さを知っていただきたい
という思いから、
・ウッドピア製『里山の杉フローリング』(圧密加工)
三重の木認証材です。
源平上小節(赤白身 2センチ位の節が1~2個有り)
・お一人様、6畳まで40%OFFにて施工させていただきます。
ヒノキのフローリングもございます。お台所、トイレ、洗面所など
水周りに特におススメです。ヒノキの香りに包まれた空間って
とてもすがすがしいのです。
お問い合わせは、メール kjimbo6@asint.jp
TEL 090-8567-7044 ,0595-55-2757
(神保 じんぼ)
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by yama-megumi
奈良市内の「奈良町情報局」という所に行って来ました。
先日の新聞に吉野の木のPR活動を新しく始められた、という記事が
あったのでどんなアイディアを展開しているのかな、
と気になったからです。
入ってさっそくいただいたチラシがこれでした。
「これが現場の声なんだな」
とズシッときました。
あの歴史ある吉野でさえ厳しい状況なのかと。
運営されている方にどんなねらいがあるのか聞きました。
この厳しい現実を訪れた観光客の皆さんに知ってもらい
町屋や社寺の改修に吉野の材木が積極的に使われていることをPRする。
その木材を実際に見たり、触ったりしてやさしさを体験していただく。
そしていつかリフォームしたり建築する時には、「吉野材を是非」
ということでありました。
「体験する」がキーワードになりそうですね。
伊賀にも生かせそうなことはないのか。
アイデアを出してゆきます。
by yama-megumi
こんにちは、大工の神保(じんぼ)と申します。
私はこの伊賀の地に来て、今こうしてたった一人ですが
住宅建築の会社を立ち上げました。
実は初めからそうするつもりではなかったのです。
下請けの仕事がなかなか見つからなかったんです。
今回の大不況をまともにくらった建築業界でしたが、
その大津波にもろに飲み込まれてしまったのが
末端の職人さんたちではないでしょうか。
私もその一人ですが。
元請さんから「また連絡するから。」の一言で
明日から路頭に迷う人生をずっと続けたくなかったです。
建築現場は、たとえどんなに大きな現場でもどんなに最新の
機械が入っていようとも職人の魂のこもった手仕事なくして
いいものは出来ないし、完成すらしません。
職人なくして現場は成り立ちません。
少し言わせてください。
この不況で住宅業界は建築費用の熾烈な値下げ競争
になってしまってます。
でないと「仕事がとれない」と、
元請さんの弁ですね。
仕入れ先を見直すとか、経費などの工事費用以外の
コスト削減の努力をまずすべきなのに、
めんどくさいのか
向上心がないのか、
会社に痛みのない職人の手間賃を
真っ先に”値下げ”してきます。
職人が「その手間賃じゃできねえ」
というものなら相手の
思うツボですね。
代わりは行列を作って待っているのです。
文句は言わせない、です。
職人はみんな自分の手わざを提供して、
その対価として手間賃
をいただいて生活しています。
どうか手間賃を値切らないでください。
手間賃=手わざ=職人の人生そのもの、なのです。
職人は傷ついてます。末端です。文句も言えません。
でもみんな心の中で「このやろう!」って叫んでます。
そういう悔しさ、怒りが今の自分の原動力になっていると
思います。
今までのように、ひとり大工として現場を渡り歩いて、
自分の腕だけで稼ぐ職人として生きていくのか。
ただ仕事がいつまであるか、いつ切れるか、
と言う不安を常に背負いながら、ですが。
それとも直接、お客さんとお会いして、
お客様の不満や不安または
困っていることをお聞きして、
サポートさせていただくことを
自分の人生のメインテーマとするのか。
自分の気持ちはだんだんと後者に固まってきました。
昨年の夏が過ぎる頃、
「自分のお客さんになってくれる人を探そう」
「その人のために私は自分に出来ることのすべてを出し尽くそう」
これからはそういう仕事をしよう、と決めました。
だって私が職人をやっている本当の意味は、
そこにしかないと思ったからです。
まだまだ自分は不十分であります。自分の価値をもっと
高めなければと思ってます。
「神保に頼んでよかったわ。」
この言葉を目標に、
この言葉を頂くために
前進してゆきます。
by yama-megumi
自転車の旅と山登りに明け暮れていた大学時代でしたが、
三年の時それまでから180度人生の方向が変わってしまう
出来事が起きました。
ある美術誌に載っていたアート集団の記事を読んで
「これだ!」と
瞬間的に思い、すぐ電話して東京まで会いにいきました。
彼らは建築家、写真家、家具デザイナー、美術作家などの集まりで
住宅建築の設計、家具のプロダクト化、アートプロジェクトの
実施など、それぞれ得意な分野を共同で企画、運営していました。
そうして建築デザインや家具デザイン、現代アートの世界へ飛び込んで
いきました。
第3インターナショナル タトリン
ファンズワース邸 ミース・ファンデル・ローエ
ロンシャン礼拝堂 コルビジェ
構成主義的な考え方を当時は勉強会を開いたりして、みんなで学び、
議論していました。ロシア革命前後の混沌とした、不満と不安だらけの
世の中で芸術家たちの才能がまるで、引火した花火工場のごとく
次々暴発していく。
「もの作り」がこんなに世の中の人々を勇気づけるとは。
とてつもないパワーがあることを知りました。
「Less is More」のミースの思想にかなり影響を受けてました。
ツリーハット 川俣正
ネガアーキテクチャー(負の建築)no.2 PHstudio
私が参加していたグループのアートプロジェクトです。もともとは、
今では日本を代表する芸術家である川俣氏のサポートチームでした。
アンブレラプロジェクト Japan-USA クリスト
壮大なプロジェクトを次々と成し遂げてしまう実行力。
地域の協力を得てしまう交渉力。
プロジェクトの資金はすべて自分の作品(ドローイングなど)を
売って稼いだお金で賄うというビジネスマインド。
芸術とビジネスを結合してしまったまれな作家です。
私もあこがれの作家です。
by yama-megumi
「木造住宅、モクゾウ住宅といっても
いろんな工法がありますよね。」
「ところでじんちゃんよ、アンタはどれをやんの?」
わたしが大工の修行をしていた頃は、昔から受け継がれてる
伝統的な軸組み構法で建てる仕事がいくつかありました。
私の親方は福島県出身の田舎大工でしたから、
そのやり方しか知らなかったと思います。
巷では伝統的軸組み構法を簡略化して土壁を石膏ボードに
置き換えたり、柱とハリの接合部分に補助金物を使うようになったり、
柱の太さをひと回り細くしたり、という早い安いが売りの
乾式軸組み構法(在来工法)が主流でありました。
その頃(20年近く前)あるハウスメーカーが打ち出す工業規格の
木質系パネル工法というのも出てきました。
さらにプレカット材という
『工場で継ぎ手や仕口(シグチ;木と木の接合部)が
コンピューター制御の機械で加工された柱や梁(はり)』
の登場で住宅建築は1/ 2 から 1 / 3 の工期短縮とコストの
削減に成功したのです。
これが強いて名付けるならば現代的軸組み構法でしょうか。
最後に近年台頭してきた輸入住宅の
2x4(ツーバイフォー)工法というものがありますね。
今ひとくちに木造住宅といってもこれだけの工法があります。
もう一回まとめてみます。
・伝統的軸組み構法
・木質系パネル工法
・現代的軸組み構法
・2x4工法
それぞれ長所、短所はあります。それでは
ここで4つのキーワードをあなたに投げかけてみます。
温かみ、愛
健康
地球環境
地域社会
いかがでしょうか、ちょっと思い浮かべてみてください。
あなたは日常の暮らしのなかで、それを求めたり
与えたり、深く考えたり、よりよくなる様に
行動したりしていると思います。
または特に意識してないけれど、頭の片隅ではいつも
気に掛けている、のでしょうか。
どれも当たり前なことですね、大切にしなければならないと
わかっていますよね。けれど持続して意識し、
アクションを起こすことがなかなか出来ていないことも
あるのではないでしょうか。
でもこれらはあなたやあなたの家族が暮らしていくためには
かけがえのない宝ものですよね。
当たり前のことを、ちゃんと当たり前にやっていこうと
心に決めました。
この4つが私のめざす住宅のテーマです。
温かみのある住宅=柱やハリなどの木を現わして使う
五感で木を感じれる
健康によい住宅=自然素材(木、土、紙)でできている
(化学物質を含まない)
地球環境に配慮している住宅=無垢の木を使う、
長寿命、
ごみのでない土に還る材料
地域社会の活性化に貢献している住宅
=地元の木を使う
私は大工ですからどうしても構法であるとか、
材料が気になってしまいます。しかしそれは決して高級な材料で
特別な手間を掛けた豪邸を作りたいのではありません。
むしろ4つのテーマを満たす住宅をなるべく手に入りやすい
価格帯で多くの方々に提供出来るしくみを創りたいと思ってます。
20代~40代の若い世代のみなさんに是非ほんとうの木の家の
心地よさを 知っていただきたいです。
そしてお子さんたちに伝えていただきたい。
構法にこだわるのは木の特徴、持ち味を最も引き出せる、
いちばん木のありのままの良さを表現できるのが
伝統的軸組み構法であるということです。
先人の知恵は継承されながら進化し続けています。
私も今までいろいろな構法で、住宅を建てさせていただきましたが
結局、やっぱり、
むかしながらの伝統的軸組み構法に戻ったわけです。
私だったら住まいってこんな感じがいいなあ。
素朴でシンプル、年月を経てどんどん好きになる住まい。
木の愛情に包まれた暮らし、ほんわかシアワセ感じる住まい。
無垢の木の現わしの家は、
人間といっしょで年月が経てば経つほど味というか深みがでてきます。
そうなってくると愛着がわいて大事にしようと、
少しずつ手入れをしますね。
そうやって次の世代まで住み継がれていく、
そんな住宅を一軒でも多く残せたらと思っています。
by yama-megumi
本日は大安吉日「建て前」の日でーす。
心配していた天気も予報が外れて青空がのぞいてます。
・・・・・・・・・。
と、たとえば、今日がそんな日だとします・・・・・・。
こんな日は、大工にとっても晴れ舞台です。だって
自分たちの仕事のお披露目の日なんですから。みんな気合入ってます。
きざみ(加工)終わった柱や梁(はり)、桁などの材料を目の前にして
私も気合を入れ直します・・・・と言いつつ
ちょっと不安に駆られます。
十分確認してしてきたので間違いはないはずですが
私の場合、前の晩はいつもほとんど眠れません。
なさけないけれど、めっちゃ小心者なんです。
「梁の長さが短かったらどうしよう」とか
ホントものすごい憂鬱なんです。
逃げ出したいと、思ってしまうくらいです。
ところで昨日までで、この現場の大工の仕事はすでに
八割以上終わっています。じゃあ、なにやっていたの?
って知りたくありませんか。
はい、では簡単に紹介したいと思います。
お施主さんと工務店との間で最終的にプランが決まりますね。
その図面(平面図、立面図、矩計図など)を元に
作業場で下準備をします。順番にお話していきますね。
◆ 木をどのように組んでいくかという、家の骨組みの図面
(木材の配置図)を書きます。
◆ どの木をどこにどういう向きで使うのか、実際の木
と一本いっぽん対面して検討し、それぞれの場所に配ります。
◆ 木と木が交わる点、すなわち互いに組み合う部分の
「組み方」を決めて、材料に刃物を入れる為の線を記します。
◆ のこぎりやのみを使ってその線に沿って切ったりけずったり
穴をあけたりします。
(電動工具も精度と効率化のためよく使用します)
こうして「後は現場で組上げていくだけ」というところまで
下準備の作業をしておきます。
実はこの作業こそ大工の仕事の核心部分なのです。
言い換えればもっとも重要な作業なのです。
なぜ重要なのでしょうか。
それはこの作業の精度の高さによって、建てられた家が30年で
ガタがくるのか100年経ってもシャンとしているのか
決まるからなのです。
ほとんどの人は建物の外壁にしろ、部屋の内側にしろ、
その表面に現れている「化粧の素材」の品質と加工精度を見て
その建物の価値を判断してしまってます。目に見えるところでしか
判断のしようがないので仕方のない事なのですが。
逆に言うとその建物の本当の価値を知っているのは
造った大工だけ、と言えます。
確かに高級な材料が使われていれば建物の値段は高くなりますが、
本当の建物の価値は目に見えないところにある、と私たち大工は
考えています。
床板や壁や天井が張られてしまうとやがて
隠れて見えなくなってしまう所、
その部分にはその家を支える木の骨組みがありますね。
そこなのです。
本当の建物の価値がわかるところは。そしてそこに
大工の仕事のエッセンスが詰まっているのです。
いかにバランスよく、屋根の瓦とか木材自らの重みに対抗する
木の組み方のアイデアを出せるか。
そしていかに美しさ、斬新さ(オリジナリティー)が
表現できているか、
いかに適切な材料を選択できるか、
さらにいかに加工の精度を高めれるかに、
大工は全神経を注いでいるのです。
仕事の醍醐味を感じるところです。
一番大工らしい仕事と思っています。
切り倒された木材を私たちは扱いますが『生きている』
という表現を使います。
縮みます。ねじれます。曲がります。
割れてきます。呼吸しています。
一本いっぽん表情がちがいます。性質も違います。
そして家の骨組みとしてずっと住まう人々を守っているのです。
そして朽ち果てて土に還るまで生き続けるのです。
by yama-megumi
「じんちゃん、あんたの趣味はなんだい?」
と聞かれたら、「うーん」と唸っちゃいますね。
今はまだ気持ちに余裕がないのです。正直言いまして。
仕事を軌道に乗せなければならないのです。
それでも若い頃から私はアウトドアが大好きでしたね。
海か山かと聞かれれば山派です。
山登り、沢登り、フリークライミング
(今は体重オーバーで無理ですが)
サイクリング、キャンプ、焚き火・・・・。
ここ数年は休みの日にどこか行くにしても子供がまだ小さい
(一番下は2歳)ので思い切った所へ行けてないです。
上のお兄ちゃん二人(10歳と7歳)は低山なら行けそうですね。
せっかく伊賀に来たのだから
この近辺の山も登ってみたいですね。
少しずつ計画して行きましょう。
どなたかお勧めのコースありましたら
教えてくださいませんか。
山に目覚めた頃のことをお話します。大学時代、私は
宮城県の仙台市に居ました。
そこで入ったクラブがサイクリング部でした。毎週のように
仙台周辺の峠へクラブランに出かけていきました。
だんだんと距離を伸ばしていきます。
クラブランも一泊が二泊になり
二泊が三泊という感じで走り続けました。
登り坂は苦しいのですがその分峠にたどり着いたら、
素晴らしい遠景で心を癒してくれる。
「やっと着いたー!」という達成感っていいものです、
・・・・・何回登っても。
ダウンヒルでさらにスッキリ爽快な気分になったら
次の町まであと一息。
テントを張れる場所を探しながらゆっくり行きましょう。
そしてもっと山奥へ、もっと奥へとハードなコースを見つけては
ツーリングへ出かける日々でした。
笹谷峠から(宮城県と山形県の県境)
もうそうなってくると未舗装の道で、
しかもほとんど誰も訪れたことのない
峠を探すようになってしまった。
地図を広げては走れそうな道をチェックして実際に行ってみる。
という狂ったようにのめりこんでいったのでした。