蔵の戸を新しくしたいというご依頼
見せていただくと重厚な造りの板戸でした
戸の裏には、達筆な毛筆で覚書があった
年号は読み取れず、残念だった
お施主さんのお爺さんは97歳でお元気だが
「わしが、ものごころついたころにはあったんじゃ」
ということは軽く100年は経っているということ
凄いですよね、考えてみると
今の時代、築40年くらいになると
住宅は建て替える人が多いのに・・・・
・・・・震災直後
私たちは、
もっとモノを大切にしなければ、とか
「もったいない」という気持ちが
ムクムクと芽生えたはず
でも
時間と共にだんだんと薄らいでないだろうか
私も含めて、癖であり習慣はそんなに簡単に
変えられない
『わかっているけど、つい・・・』
と言い訳をいってしまう
昔の建物から学ぶことは多い
それに携わりながら
『物を大切にする』こころを
持ち続けたい