では後編です
前編では、テーブルの脚をケヤキで作って、
天板との接続部分の加工をした
前編を見てみる
それは「ホゾ」といい
建物で言うと、柱と土台または柱と梁(はり)の
接続に使われている方法といっしょ
なァ~んだそうなの、と思ったあなた
そうなんです
木と木の接続で
最も簡単で確実な方法=ホゾ差し
だからなので~す はははっ・・
堅すぎず、緩すぎずとホゾと穴の関係を
確かめつつ脚を入れてゆく
さて気付いた方もいるでしょうか
歯車の歯がところどころ抜けてたり
虫歯だったりとみっともないので
修理をしてみよう
みぎの四角い穴は、「こみ栓」といい
“歯”が取れないように止める釘の役割を
する四角い木を打ち込む穴です
こみ栓を打ち込んでいるところ、”歯”の方に掘る穴を1,2ミリ”歯”先方向に
ずらして空けてやるのがミソ、 こみ栓を打ち込むほどに引きつけられ緩み
にくくなる
無公害植物油塗料のクリア-で木肌を保護してあげれば完成
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【服部家の歯車のティテーブル】
サイズ:直径=60センチ、高さ=61センチ
材:ケヤキ
テーブルトップ:10ミリ強化ガラス面取り加工
仕上げ:無公害植物油塗料クリア
価格:¥44,000
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「えっ!これじゃァ真ん中に穴があいてて
テーブルとしては使いづらいだろ!!」
すばらしいつっこみ、感謝です
はい、テーブルトップは10ミリの強化ガラスを置くようしております
↑の写真、よーく見るとさっきのこみ栓が三か所だけ少し出っ張って
いるのがお分かりでしょうか、
この三点で、ガラスを支持します
下から見ると、木製UFOみたいだな、これ、はっはっはっ・・・・
いやァ~、今回も楽しい仕事させていただきました
お客さんに感謝です