こんばんは、きょうも訪れていただきありがとうございます。
山のめぐみ舎、神保 健一です。
今日も昼過ぎから降り始めましたが、みなさんのところではいかがだった
でしょうか?
こんこんと降り続けてます。
きょうは、テーブルの天板をカンナがけする段取りを始めました。
地元の杉です。よく目の詰まった個性豊かな子です。
と言いますか、実はかなりの問題児です。
カンナをかける時、上からでも下からでも、どっちから引いても
きれいに仕上がらない一筋縄ではいかない
へそ曲がりな子なのです。
何がへそ曲がりなのでしょう。
一筋縄ではいかないとは、どういう
ことなのでしょうか?
カンナがけとは、本来、
木の表面をきれいにツルツルしっとり肌に仕上げるためにするのです。
木の表面には、
指で注意深くなでると分かるのですが
ツルツルする方向と
ざらざらする方向があるのです。
もう少し分かりやすくたとえますと
犬や猫の毛は、頭からしっぽの方向の向けて
はえてますよね。だからその方向になでると、
ツルツルと気持ちいいのですが
逆になでると、毛羽だってしまいガサガサで何とも
調子悪いですよね。
これと木の表面もいっしょなのです。
しかしこの木は、同じ方向なのにツルツルが途中から
ガサガサに変わってしまうところが何か所かあるのです。
ガサガサの方向にカンナを引きますと、やはりガサガサに
なりやすいので、きれいに仕上げるためには注意が必要なのです。
さらにカンナを引いていきますと、でっ、出ました。
信じがたい位きれいな模様に。
それがこちらです。
吸い込まれそうな神秘的な模様なのです。カンナを引いてて思わず鳥肌が立ってしまいました。
これをご注文されたお客さんは、大当たりですね。
いや~、私がほしい位です。