皆様いかがお過ごしでしょうか?
冬の寒さの厳しい日が続いています。早く暖かくなることを願うばかりです…
さて、今回は「欄間」についてお話しようかと思います。
欄間とは、日本の伝統的な建築様式の一つで、天井と障子などの建具の間にできた開口部に採光や通風を目的として入れた装飾のことです。
今回リフォームさせていただいた古民家にも取り入れたのでご紹介します。
この写真の右側にある細い窓のようなものが「欄間」です。
これはリビング側から見た欄間の写真で隣の部屋に光を取り入れるために設けました。
装飾などはありませんが透明なガラスではなく型ガラスというガラスの表面に凸凹がついたものを用いており、直接的な光は入れないため柔らかな光が入り込むようになっています。
こちらの写真はリビングの反対側である子ども室から見た写真です。
この部屋は外部に接する窓がないためどう光を室内に取り込もうかと考えました。
リビングからの光は室内に柔らかな光をもたらしてくれています。
またこの部屋では入口の建具にも腰までの板より上は型ガラスを用いて、直接的な視界を遮るとともに廊下からの光を取り込む工夫を行いました。
いかがだったでしょうか?
今回は欄間をご紹介しました。
欄間には光を取り込むだけでなく装飾としても用いられます。
ぜひ皆さんも検討してみてはいかがですか?