明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い致します。
さて皆さんは「金輪継ぎ」というものをご存知ですか?
上のような写真のもので、既存の柱と新しい木材を繋げることです。
このような柱と柱を繋ぎ合わせる技術を「金輪継ぎ」といい、強度が強く見た目も美しいことから古民家だけでなく寺院などの伝統的な木造建築での補修でよく使われます。
上の写真のようなものを大工さんが手作業で作っており、既存の柱にも同じようなものを作り金属の釘やボルトを使わず強固に固定しています。
実は補修をする前は上の写真の感じでシロアリに侵食され腐っていました。
これは実際に住んでいるだけでは表に出てこないのでわからず、実際に解体してみないとわからないのです。
このような状態になっていてもシロアリで腐った部分を切り取り新しい柱を繋げれば、その後も使い続けることができます。
いかがだったでしょうか?
伝統的な技法である「金輪継ぎ」は、その強度や美しさは現代にも受け継がれています。
伝統的な大工技術に興味のある方は、ぜひ深く学んでみてはいかがでしょうか?