木材に関するタイムリーな情報を発信されてます。
原木の持ち主である山主さんからお客様の
家造りのお手伝いをする、私たち大工さん
木に関する商売をされている多くの方々
に愛読されている新聞なのです。
6月15日号の記事から
気になったことを書いてみます。
「今、木材を原料として扱うあらゆる産業に対して
地元の木(地域材)をなるべく使おうじゃないか、
と言う動きがここにきて、活発化している。
国も10年後の国産材自給率を
50パーセントに引き上げる目標
を打ち出している。
学校などの公共建築物の
木材利用の努力義務化
などの法案が国会で可決された。」
と記事は伝えていました。
さて
2010年現在の材木自給率は
2割くらいです。
たとえば、家の柱が100本あるとすると
ニッポン育ちの木は
現状・・・20本
10年後・・・50本、目標
ということですね。
では食料のように、国内の生産量では
まかないきれないのでしょうか。
NOです。
柱などの木材の原料となる木
日本全国の山に生えてます。
使われるために50年近くも
手塩にかけて育てられた
杉やヒノキが出番を待っているのです。
豊富にあるけど、使われない、選ばれない。
その理由は
お客様の求めている商品を
売っていない。
この一言で言い切れてしまいます。
商売の基本中の基本が・・・・ね。