28日の月曜日。
木の家具、木造建築、
地域活性のPR方法のヒントを探しに
南三重(こういう言い方、聴いたことないけど)へ。
特に屈指の材木産地【熊野】
に的を絞って行ったのでした。
私が知りたかったのは、次のことでした。
・どう木材をPRされているのか?
・どんな木製品を開発、販売されているのか?
・お客様に木(林業)に対してどんな
アプローチをされているのか?
・そして訪れる人々に町(まち)をどう
売り込んでいるのだろうか?
・そこに住む人たちは、どんな活動を町のために
されているのだろうか?
・住まう人々は、町の未来にどんな夢を
抱いているのだろう?
・町の生活を楽しんでいるだろうか?
・私の住む伊賀市に持ち帰れるヒントは何だろう?
・真剣に考え実践している数人によって、
その町は変わっていくのだろうけど、
そういう人たちに出会えるだろうか?
海と山のはざ間のわずかな平地に熊野市はありました。
ここまでいくつのトンネルをくぐったのか。
南紀伊は東北の三陸に似た
海から山が突き出ているような
平地の少ない土地と言う印象でした。
その町で、ある古民家を訪ねました。
いい味出てますよね。
歴史がにじみ出ている、貴重なたたずまいです。
良くこんな土が露出した状態で崩れもせず立っているな・・・。
と言うところでした。
熊野一、美人な彼女にお話を聞きました。
エコツーリズムを
訪れる人たちに提供されているのです。
エコツーリズムって?
耳にしたことはあるけれど
どんなことを具体的にすることができるの?
一言で言うと、熊野の自然に触れ、
歴史に出会える旅を
コーディネイトされています。
観光のために新たな何か、
たとえば建造物を作り出すのではなく、
その土地のありのままの自然、
受け継がれてきた文化を観ていただく。
そして、自分たちの地域に帰って、改めて眺めたとき
今まで気づかなかったいいところを
再発見できるのかもしれないですね。
埋もれた「町の誇り」を発掘して
わかりやすくお客様に提示する。
それだけで、数十倍、魅力的な
町に変わってしまうなんて。
いいですよね。
響きがいい。
素直な発想ですね。
町の生き字引のような人たちが
ツアーガイドをしてくださるそうです。
こんどお願いします。
また行ってみたい、と思わせる配慮が
いろんなところに見え隠れしているのです。
パンフレットにある強いコンセプトであったり
この歴史ある建物であったり
おもてなしの気持ちであったり
とても自然に感情が引き込まれてゆく
ようで心地よいのです。
人の魅力とは、すばらしい力を
秘めているのです。
この町が一気に好きになりました。
おそらくこのチームが、この町を新しいみらいへ
引っ張っていくのでしょう。
とても勉強になりました。
また、伺います。
私も伊賀でそんなことができたら
どんなに面白い町になるのだろうか
と想像を膨らませております。